大学の単位は取りすぎるのもデメリットがあります。
講義をたくさんとると出席・課題・テスト勉強の負担が大きくなりますよね。
そうなれば成績(GPA)が下がったり、サークルや部活・ゼミなどにも支障をきたします。
時期によってはアルバイトを始めるタイミングが遅くなったり、就活や卒論に専念できないかもしれません。
ただ少し余分に講義を取るのは将来的なことを考えると正しい選択です。
今回は大学生活にゆとりをもたせるために、バランスのいい授業の組み方を見ていきましょう。
大学の単位を取り過ぎるメリット!講義を多めに入れる利点
大学の単位をたくさん取るのは基本的にメリットの方が大きいです。
とくに3年生、4年生と学園んが上がるにつれてメリットを感じることになります。
① 大学の講義を履修上限いっぱい取ると学びが増える
当たり前ですが大学は無料で通っているわけではありません。
前期後期と学費を払っています。
1つしか講義を取っていなくても、履修上限いっぱいの講義をとっても学費は同じ。
だから興味がある授業はたくさん取っておいた方がコスパは良くなるんですね。
私も内定後は暇だったので他学部の講義などもどんどん取っていました。
特に1年の大学入学直後はモチベーションも高いはず。
その間にたくさん講義を取ることで学びを増やしていきましょう。
② 大学3年や4年から始まる就活や卒論に専念できる
大学1年~2年の間に単位を取っておくと、3年以降の時間割にゆとりができます。
なので就職活動や卒業論文などに集中することができるんですね。
逆に卒業ギリギリのペースだと、就活と講義と卒論を同時並行しないといけなくなる。
そうなれば選考と講義が重なって体力的にも精神的にもきつくなります。
特に就職活動はいつ終わるかは誰にもわかりません。
なので1年生から2年生のうちは授業をできるだけ取り単位を積み上げていきましょう。
少し多めによっておくと、就職活動が始まったときも専念できます。
参考⋙大学を卒業できる気がしない!卒業できるかの確認
③ 講義をたくさん取ればいろんな生徒との出会いが増える
講義をたくさん取れば、一緒に勉強する周りの生徒が変わります。
他学部の学生と一緒に受けたり、上級生と授業を受けることもあるでしょう。
そうなれば今以上に出会いが増え、顔見知りや友達が増えるチャンスが作れます。
とくにグループで取り組むような講義になると自然と授業以外で集まる機会も増えます。
連絡先を交換してお互いにやり取りすることも増えるし、友達も作りやすいですよ。
大学の単位を取り過ぎるデメリット
一方で無理に講義を詰めて単位を取ろうとするとデメリットも出てきます。
勉強以外のものとの両立が難しくなっていくんですね。
① テスト勉強が大変でGPAが落ちるリスクがある
時間割をパンパンにすると、単位を取るのが大変になります。
出席をして課題を提出してテスト勉強もしないといけませんよね。
そうすれば1つの講義に割く時間が減るので、成績が下がるリスクがあります。
GPAを気にしているなら、単位を取りすぎると落ちてしまうかも。
就職活動ではGPAは参考程度ですが、奨学金などでは重要なデータとなります。
留学や奨学金をしているなら成績が落ちない程度に授業を入れた方がいいでしょう。
単位の取得数ではなくGPAで評価されるので、講義の入れすぎには要注意。
② 勉強以外の大学生活との両立が難しくなる!サークル・部活・ゼミなど
単位をたくさん取ろうと授業を詰めこむと、それ以外の時間が確保できなくなります。
大学生活は勉強だけではありませんよね。
サークル活動や部活をしているかもしれない。
ゼミに入ればゼミの準備などにも時間を作らないといけなくなります。
講義によっては出席数が必要だったり、課題の提出が必須のものもある。
単位を取るための条件を見て、バランスよく時間割を作ることが大切になります。
単位を取るのが簡単な講義などは先輩やネットの情報を参考にすると良いですよ。
③ 大学の勉強が忙しすぎるとバイトに入るタイミングを失う
授業が忙しすぎると、大学生活以外のことを始めるタイミングも難しくなります。
例えばアルバイトなどは土日だけだと応募できる求人は減ってしまいます。
なので平日のどこか1日くらいは授業が少ない曜日にシフトに入りたいところ。
バイトを始めるのが遅いと、後輩に敬語を使う逆転現象も起きてしまいますし。
また車の免許を取得するタイミングも取りづらくなりますよね。
合宿免許であれば夏休みや冬休みに一気に取ることは可能。
ただ通学であれば講義がある時期にも教習所に通うことになります。
このように講義を入れすぎると、時間配分が難しくなるというデメリットがあります。
メリット・デメリットを考えて、バランスよく単位を取っていきましょう。
参考⋙車の免許を卒業までに取得するメリット
大学の単位は少し余分にとるのが理想!アクシデントにも対応できる
結論から言うと大学の単位は『少し余分に取る』くらいが理想です。
パンパンに詰め込むとデメリットが出てくる。
でも必要単位数ギリギリだと、急なアクシデントに対応できなくなる。
なので『少し多めに取る』のが理想となります。
① 前期と後期の単位数は少し多めを目指そう
受けた講義の単位を全て取れるとは限りません。
真面目に授業を受けても、1つや2つは落としてしまうかも。
そういった可能性も含めて、少し多めに講義を入れておきましょう。
例えば多くの大学では卒業に必要な単位数を124としています。
つまり124単位÷4年=31単位。
前期と後期で15~16単位ずつ取れば卒業できる最低ラインとなりますよね。
ただ先ほども言ったように上級生になると卒論や就活などで時間が確保しづらい。
それも踏まえて大学1年~2年では通年で40単位くらいを目指すと良いです。
上手くいけば大学4年生になると『あとはゼミだけ』という状態を作れます。
そうすれば就職活動に専念できるし、内定後に後期に興味がある授業をたくさん取ることも可能ですよ。
② 大学の講義はバランスを意識!学びたいものVS難易度
大学の時間割を組むときは、興味と難易度のバランスを考えましょう。
興味がある講義だけ入れてしまうと、スケジュール調整が難しくなります。
一方で簡単に単位が取れる講義を増やすと、モチベーションを維持できません。
どういった条件で単位が取れるかは、教授によって変わります。
こういった情報は同じ学部の先輩に聞くのが一番です。
もしいないなら先輩と仲のいい同級生を探す。
もしくはX(Twitter)などであなたの大学内の簡単な講義をリサーチすると良いでしょう。
③ 内定後の大学4年も単位は多めに取った方がいい
- 大学1年~2年は単位を多めに取る
- 大学3年の後期からは就職活動に専念する
この流れを目指す学生が多いです。
そして無事に内定が取れたら、その後は1つ問題が起きるんですね。
それが内定後に暇すぎるという問題。
単位は足りてるし就職活動は終わったしで、何もすることがなくなってしまいます。
長期バイトを始めようとしても、すぐ卒業するので採用されづらいですし。
そんなタイミングでおすすめなのが『興味がある講義を取る』というもの。
大学4年の後期は、あなた自身が興味がある講義を優先して取っていきましょう。
他学部の講義や、社会人で必要なPC、海外旅行のための語学など、候補はたくさんあるはず。
その合間にスキマ時間で取り組めるアルバイトをすると、金欠の心配もありませんよ。
参考⋙大学生のバイトとしておすすめしない職種や職場
大学は単位を取り過ぎて問題になることはない!ただ時間配分は忘れずに!
大学の単位は取り過ぎて問題になることはありません。
卒業に必要な単位数をクリアしていれば、どれだけ多くても構いません。
ただ講義を入れすぎることで、時間配分は難しくなるというデメリットはあります。
サークル・ゼミ・バイトなど他にもやりたいことがあるならバランスを考えましょう。
迷ったら大学1年~2年は少し多めに単位を取り、その後は就職活動に専念するという流れがおすすめです。
単位も足りず就活も苦戦すれば、精神的にストレスがかかって大変。
そうならないために『単位は大丈夫』という状態を作っておくと良いですよ。
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