大学に行くのが精神的にしんどいと感じるのは、あなただけではありません。
周りの学生も、みんな楽しそうに通学しているように見えるだけ。
意外と辛かったり、焦りやモチベーションの低下に悩んでいます。
今回は大学生活がしんどいと感じる原因と対処法について見ていきましょう。
今日から少し考え方と行動を変えるだけで、ポジティブに大学に通えるようになりますよ。
大学が精神的にしんどい理由と対処法
なぜ大学に通うのが精神的にしんどいのか。
その理由によっては上手く対応できるかもしれません。
大学生が通学へのモチベーションが下がる原因と、その対処法を見ていきましょう。
① 大学が遠いと通学がしんどい
大学に入って最初に感じるのが通学時間の長さ。
高校までは家から近い学校に通うことが多いですよね。
でも大学となると片道1時間かかるとかは、よくあります。
そうなると通学時間の苦痛が原因で大学に行きたくなくなってくるんですね。
残念ながら通学時間は引っ越しをするか一人暮らしをするかでしか解決できません。
なので自力では通学時間を短縮することは難しいです。
そこで考えたいのが通学時間を、どうやって有効活用するか。
ボーっと電車でスマホをいじるのも良いですが、メリハリをつけるとリフレッシュできます。
最初から通学中にやることリストを作成しておけば、通学時間を有効活用できますよ。
おすすめは仕事と趣味に分けること。
お互いに1つずつ交互にやれば、だれることなく取り組めます。
通学時間は短くすることはできません。
ただ趣味や勉強に使って、家に帰ってからの自由時間を増やすことはできます。
② 学部の講義やテスト・ゼミのレポートがしんどい
学力的にギリギリ合格するとしんどいのが大学での講義です。
周りは勉強しながらサークルや部活やゼミをしているのに、講義についていくだけで精いっぱい。
そんな状態が続くと嫌気がさして大学へのモチベーションも下がってしまいますよね。
ただ勉強が大変だからと投げ出すと単位が取れず留年や退学のリスクが高まります。
なので勉強が大変なときは、勉強以外の”やるべきこと”を減らす工夫をしましょう。
また次回から時間割を作るときは、簡単に単位をとれる講義を増やすと良いですよ。
例えば出席点の比重が多かったり、途中のレポートを提出すれば単位を取りやすいなどテスト以外で評価される授業がおすすめ。
単位が取りやすい授業は先輩や同級生から情報を集めることができます。
参考⋙大学はなんだかんだ卒業できる説ってマジ?単位は意外と取れる
③ 大学内の人間関係でつまずくとしんどい
大学生活の満足度は人間関係で決まるといっても過言ではありません。
友達がいたり、頼りになる先輩がいれば自然とモチベーションは上がるもの。
もし『何となく行きたくない』のであれば、人間関係のストレスがあるのかも。
大学は周りに知っている人が誰もいない状態から人間関係を作ります。
周りがどんどん仲良くなっていけば焦るし孤立感も感じてしまう。
周りが楽しそうにしている分だけ辛くなりますよね。
ただ人間関係というのはいつからでも作り直すことができます。
なので今から別のコミュニティに入れないか、方法を探してみましょう。
人間関係の作り方は大学生活で重要なポイントなので、あとで詳しく解説します。
④ 部活やサークルの両立がしんどい
部活やサークル活動で大変だと感じる学生も多いです。
強度についていけなかったり、勉強やバイトとの両立ができないなどですね。
ただサークルに関しては必須ではないので嫌なら抜けても構わないんですね。
なので大学生活でやりたいこと、やるべきことをリストアップして優先順位をつけましょう。
優先順位が低いものに関しては、勇気を出して切ることも必要になります。
部活に関しても、あなたがやりたいなら止めません。
ただ『辞めたいけど就活に響くし…』など後ろ向きな理由で続けるのは危険。
こういったネガティブな理由だと続けるのは大変ですよ。
実際に部活を辞めた理由を聞かれたら『学費を稼ぐため』などと回答すれば問題ありません。
『○○をやるべき』と全部やろうとせず、あなたの本心と向き合い優先順位を決めましょう。
優先順位が低いものは辞めるか、少しずつ負担を減らしていくのが理想です。
そうすれば何となく行きたくない大学への印象も変わっていきますよ。
⑤ バイトと大学の両立がしんどい
『大学生=アルバイト』と考えている学生さんも多いです。
ただアルバイトをするタイミングや、選び方を間違えると大変。
大学の新生活と重なってストレスが増えたり、ブラック職場で嫌な思いをするかもしれません。
ただバイトに関しては退職して、新しく始め直すことができるのが特徴。
もし両立が大変ならアルバイトを思い切って辞めることをおすすめします。
そして大学生活に専念して、慣れてからバイトを再開する。
もしくは夏休みや冬休みだけ短期バイトでガッツリ稼ぐという働き方もできますよ。
いきなり辞めるのが難しい場合は、店長に相談してシフトを減らしてもらうことも検討しましょう。
接客業であれば忙しくない曜日や時間帯にズラすだけでも体力的な辛さは無くなります。
バイトを辞めても将来的に就活などで不利になることはありません。
大学とバイトの両立がきついなら、バイトの負担を減らせないか考えましょう。
参考⋙大学生のバイトとしておすすめしない職種や職場を暴露
大学を精神的にしんどいときの心得【3つのアプローチ】
先ほどはしんどい原因別で対応を見ていきました。
今後はもっと大学生活全体へのモチベーションの上げ方を見ていきます。
思考・休息・人間関係の3つに分けると、モチベーションも上げやすいですよ。
① 完璧主義を辞めて改善主義へ!大学生活を1%良くする方法を考える
大学生活がしんどいのは、あなたの思考のクセが原因かもしれません。
そもそも不真面目でテキトーに過ごしている人はしんどいと感じるわけないですよね。
つまり大学生活がしんどいのは『真面目に取り組むべき』と考えているから。
あなたが真面目な証拠なんです。
勉強もサークルも部活もバイトも人間関係も理想通りにしようと頑張っている。
頑張っているからこそ、理想と現実のギャップに苦しんでいませんか?
こういった苦しさは完璧主義からくる苦しさと言います。
外の世界から生まれるストレスではなく、あなたの思考から生まれるストレスなんですね。
なのでこの完璧主義を和らげれば、しんどいと感じる回数も減らすことができます。
ただそうはいっても、思考のクセはすぐ切り替えられるものではありません。
そこで私がオススメなのが改善主義になること。
『今の状況から1%良くするにはどうすればいいか?』を考えるんです。
完璧主義は減点方式になりがち。
ただ改善主義になると今より良くするという前向きな思考になります。
1日1%ずつ改善すれば、1年後には37倍改善されます。(これが複利のすばらしさ)
1日1%ずつ改善することで、来年の今頃は充実した大学生活になっている可能性は高い。
嫌なことや大変なことをリストアップして、”1%改善するには何をしよう”と考えてみましょう。
その積み重ねで大学生活を充実させることに繋がります。
② マイクロ休息で心身を休ませる!コーピングリストを作ろう
活動をするには休息を取らないといけません。
なので次は休息をとるコツについてお話しします。
完璧主義や真面目な人は休むことに罪悪感を感じやすい。
見た目だけ休息をとっても罪悪感があれば、心はリフレッシュしませんよね。
そこでオススメなのがマイクロ休憩を取る方法。
お休みといっても長時間取らないといけないのは睡眠くらい。
勉強や活動中の休憩って実は数分間でも効果があるんですね。
数分間の休憩を取るときに効果的なのがコーピングという休息方法になります。
あなたの好きなことや癒されることなど、日頃から効果を感じたリフレッシュ方法をリストアップしていきます。
そして疲れたときにコーピングリストを見て、その日の気分に合わせて休息をとる。
こうすれば短い休息時間を効率的に使うことができます。
コーピングリストは何を書いても構いません。
参考までに私のコーピングリストを紹介しますね。
③ 人生の満足度は人間関係にあり!大学生の出会い
もし大好きな人が大学内に出来れば、行きたくなりますよね。
これは極端な話ですが、モチベーションは人間関係に比例しています。
なので大学に行きたくないなら、人間関係を作り直してはいかがでしょうか。
人間関係を見つめ直すときに必要なのは次の考え方です。
こんな感じで多少の失敗ありきで取り組んだ方が友達は出来やすいです。
逆に100%の確率で良い出会いを探していると、調べている間に時間は過ぎるだけ。
なので最初は出会いの数を増やして、そのなかで気が合いそうな人を選んでいきましょう。
ポイントは興味ではなく、仲良くなれそうな人がいるかどうかで選ぶこと。
サークルやバイトを興味で選ぶと、その場の人間関係が合わない可能性があります。
そうではなく仲良くなれそうな人が参加するサークルや、応募しそうなバイトを選ぶことが大事。
サークルやバイトは参加する前に下見をすることができますよね。
実際に自分の目で見て、『この人たちとなら上手くやれそう』と思えるかが大切です。
もし傷つくのが嫌ならボランティアも検討しましょう。
ボランティアに参加する人は基本的に誰かを助けたいと考える優しい人。
なのでそういった人と出会うと自然と仲良くなりやすいですよ。
あとは悩みを聞いてくれる人も作っておくと心強いです。
大学であれば相談窓口があったり、病院ではプロのカウンセラーに話を聞いてもらうという方法もあります。
誰かに悩みを話しているだけでスッキリしたり、頭が整理されることもありますよね。
なので友達作り・悩み相談できる相手作りの両方から考えていきましょう。
参考⋙大学で友達がいないまま卒業しそうだけとヤバい?
大学を休学する理由で精神的ってあり?リスクが高い
どうしても辛い時、選択肢に浮かぶのは休学。
一時的に大学を休学するのは、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。
精神的にしんどいという理由で休学するリスクも踏まえて考えていきましょう。
① 大学を休学する手順は大変?
休学すること自体のハードルは高くありません。
国立大学は基本的に休学中の学費は全額免除となっています。
私立においても休学費10万円以下が増えています。
手順も簡単で休学届を提出し大学から許可が出れば休学できます。
休学期間の上限については2年間が多いですね。
なので条件自体は非常に緩いです。
② 大学生活がしんどいからと休学するメリットとデメリット
休学するメリットやデメリットはあるのでしょうか。
メリットは自由に使える時間を確保できること。
ゆっくり休んだり、やりたいことを見つめ直すことができます。
何か気分転換をしたり、やりたかったことにチャレンジすることも可能。
メリットは『好きな時間が増える』ことですね。
一方でデメリットはいくつかあります。
まず同級生と学年がズレて、会う回数が減ってしまうこと。
そして明確な目的もなく休学すると、何もしないまま過ごしやすいこと。
さらに将来的には就職活動で休学した理由を聞かれます。
このときに”しんどかったから”と正直に答えれば印象は良くないでしょう。
なのでしんどいからという理由で休学するのはメリットよりデメリットの方が大きいことがわかります。
もちろん休学したいなら止めませんが、最終手段として持っておくくらいにした方がいいですね。
③ 休学は最終手段にする!代案は?
しんどいときは休学より、日々の負担の最小限に出来ないか考えましょう。
例えば難しい授業は捨てる。
その代わり出席点など単位が取れやすい講義を優先するなど。
次回以降も簡単に単位がとれる授業を選べば、卒業できる単位数は取得できそうです。
そしてバイトやサークル・部活などが負担であれば辞めたりお休みをもらえないか相談してみる。
特にバイトはいつでも再開できるので辞めやすいですよ。
このように最低限の活動で大学生活を続けることは可能です。
その間に休息をとってリフレッシュしたり、大学生活を改善できないか見つめ直してはいかがでしょうか。
大学が精神的に辛いのは珍しいことではない!休息と活動のバランスを取ろう
大学生活がしんどいと感じるときは、無理をしてはいけません。
まずは短時間の休息を増やして、体力を回復させるのが先。
心の余裕が出てきたら大学生活を見つめ直し、何が原因なのか、それを1%改善するのはどうしたらいいか考えていきます。
特に人間関係に関しては大学生活の満足度と大きく関係しています。
仲良くなりやすい講義や大学内の活動に参加してみましょう。
休学なども選択肢にありますが、メリットよりデメリットの方が大きいです。
まず最初は1%ずつ改善していけないか試した方があとで後悔しません。
どうしても大学に通えないとなった場合に休学など親に相談すると良いですよ。
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